情報と洗脳
人は例えば無意識に行っていた事や無意識に食していた食べ物が「実はもっと良い方法があった」とか「実は体に悪い事だった」とする情報が入るといとも簡単にその情報に洗脳されてしまう。
「その代わりにこうすればもっといいですよ。こうすればもっと体に良いですよ」といった情報を入れてあげるともはや宗教の体系になり、洗脳された信者が完成される。
人を動かしたいならば既存の価値観を揺らがせる情報をストレートに対象者にぶち当てれば良い。
最初は「そんな事はない」「何を言っているんだ」と相手の持つ自我やエゴに否定されるだろう。しかしながら無意識には反対の意味が入り込む仕組みになっているので、否定されればされるほどその否定した分だけ、与えたい情報は相手の無意識に入り込んでいく。そして相手に否定させた分だけこちらの要求が通りやすくなる準備が出来上がる。
さらにこれを「ヘーゲルの弁証法」に応用すれば相手を意のままに操る事が理論上は可能。マスコミはこれを使って覚醒していない国民を操っていく。
例えばテーゼ(命題)を掲げ、それに対してアンチテーゼ(反命題)が起こる。そしてジンテーゼ(テーゼとアンチテーゼの統合、解決策)で答えが出る。
つまり「ある出来事を決めたい時にはわざとマスコミやネット使って勢力を煽って(テーゼ)、問題を大きくして(アンチテーゼ)、はいはいじゃあ着地点はここにしましょうね、異論ないでしょ?(ジンテーゼ)と前段階を踏む」法則というわけだ。
話が少し逸れたが、これからはこういった情報教祖様、情報信者の構図がより増える世の中になると考えている。
自分の宇宙を確立し、相手の宇宙にノまれない(気付いているならあえてノまれてもいい)ような気付きが必要になってくる。
その為に常識や習慣に疑問を持つ事が大切になってくる。