絶妙な角度

外の世界はそこそこに精神世界で生きていこうと思考錯誤している若手農家です。興味のあるジャンルを徹底的に思い込みで執筆していきます。

病害虫に関して②

害虫は施肥、特に窒素量が狂っている為に野菜が害虫を呼んで「食べて貰っている」事は窒素過多の枝豆や小松菜、空芯菜追肥の有無でもう理解した。
バランスを取ろうとするんです。野菜は。自分では手に負えないから病害虫を呼んで「侵食して貰ってる」んです。
害虫や悪玉センチュウはまさに農家の行いを忠告してくれています。
例えば枝豆は温度や水分量、窒素量にとても敏感な野菜で、悪環境であると土壌にある養分を上手く使い切れずに中途半端に成長していってしまいます。枝豆の体内に内在する硝酸体窒素や使い切れないアミノ酸は余分に残る。これが害虫の飛来や、センチュウ害に繋がっているのではないかと考察できるんです。
自分の産地ではハウスを利用した枝豆の早出し出荷が行われていますが、まだまだ外気が上がらないので丈が伸びない。そこで被覆したり、生育を盛んにさせる為に有機肥料や化学肥料を多投します。(あくまでうちの畑では)
まず間違いなくこれが害虫被害、特にセンチュウ被害に直結しています。枝豆は旬ではない季節に作れれた為環境ストレスに耐えられず、施肥した養分を上手く使い切れないんです。(それを上手くこなしている方もいるでしょうが)
出来は悪いが超高栄養状態である。こんな不自然な野菜は人間の手でしか作り出せません。
これが害虫やセンチュウを呼び込む悪状態に繋がっているわけです。