絶妙な角度

外の世界はそこそこに精神世界で生きていこうと思考錯誤している若手農家です。興味のあるジャンルを徹底的に思い込みで執筆していきます。

自己否定の声の向き合い方。思考の手放し。

自己観察と執着の手放しの手法でたまにやってるんですが、ゆっくりしている時にあえて抑圧していた不安や恐怖を意識的に炙り出します。そしてみぞおちが鈍く嫌な感じになってきます。緊張とか不安を感じる時に出るあれ。
んで思考を観察すると自己否定の声がバンバン聞こえてきます。
それを紙に書き出す!一気に書き出す!頭によぎった瞬間に書き出す!それを声に出したり眺めたりする!
  
  
「お前このままでいいと思ってんの?本当にダメな奴だな」「借金どうするの?」「みんなもっと頑張ってるよ?この常識知らずめ」「社会は甘くない」「世の中思い通りにいくと思ったら大間違いだよ?」「もっと苦労しろよ。お前だけだよ苦労してないの」「他人の事をもっと考えて生きたら?自分は後回しにしろよ」「他人を傷つけるなよ。嫌われて独りになっちゃうぞ」「他人に迷惑は絶対にかけるなよ。自分は殺して空気を読め!」「もっと仕事しろよ」「甘えるなよ。楽するな」「お前の作る曲なんて誰も聞いちゃいねーよ!自己満足のオナニー野郎め!」「フェイスブック、いいね全然貰えないねお前。お前の事理解してくれてる人この世にいないんじゃね?孤独だね〜笑」「お前がこの先自営業主としてやっていけるの?無理だろ絶対」「他の誰かより優れなきゃダメだよお前」「お前で田中家の農業は終わりだね」「見てくれだけ着飾って、中身は空っぽだなお前」「だから言っただろ。お前はグズなんだから他人に責められて当たり前なんだよ」「血反吐吐いてでも一番を取れ」
  

もうやめろや!やめてくれ!!!やめたげて!!!
マジでへこんできます。。ちょっと集中して自己否定に耳を傾けただけでこんなにw抑圧されすぎ!!
つーか自己否定の声って矛盾だらけじゃん!!「他人の事を考えろ」とか言っときながら「他人より優れろ」とか。こんな声に惑わされているわけです。多くの人は。とにかく「今のままじゃダメ」らしい。
自分を傷つけられるのは他でもない、自分自身なのだという事を実感させられます。
他人のせいネガティブになるのではなく、そういった思いが自分の内部にあるからそれに呼応しているだけ!他人のせいにしちゃいけないんです!
自己否定の声が潜在意識に染み付いてしまっている数が多いほど、その分だけ他者批判に繋がる事は容易に考えられます。
 
大切なのはこうやって無意識に抑圧された思いを表に出してあげる事なんです。
人は毎日をほぼ無意識で動いています。いや、意識的なんだけどそれは幼少期に感じた感情や思考が判断の元になっているんです。幼少期に学んだ恐怖や喜びなどのあらゆる感情やあらゆる常識や思考を、大人になっても幼少期の頃と目の前の出来事は違えど、その場面に思考と感情を適応させてループさせて反応しているだけ。
人によってはこの自己否定の声と戦って頑張り、一見社会的に成功している人もいますが、当人は絶対に辛いはずです。この声の力と同じくらいの力を出して張り合って逆の事をやっているわけですから、こうやって成功した人ほど自己否定の声も大きわけです。もう潰されちゃいそうなくらいな自己否定の声に逆らって生きている。辛いでしょうね。
自己否定に逆らって生きると病気はするし、トラブルは起こるしでロクじゃありません。
 
多くの人はこの自己否定に逆らって生きている。おれもそうでしたし、今もそういう側面があります。上の自己否定の声を読み返すと、「他人を考えろ」が多いですね。これに逆らって自分は自由でいようと思うわけです。
子供が親の言う事の逆をやるように、天邪鬼になるように、未だに自分らも「心の声」の逆をやっているわけです。
無意識は天の邪鬼やツンデレと言いますが、それは他でもない、自分たちなのかも知れない。
 
この無意識に抑圧されたネガティブを意識的に炙り出して手放さない限り、内面が外面を作り出す事はどうやら絶対法則らしいので、ネガティブな出来事が次々外面に投影されていくって寸法です。 
現代は自分で情報を処理する前に新たな情報が上書きされていくので、どんどんどんどん無意識にゴミが溜まっていきます。
目の前の出来事で無意識君はちゃーんと「旦那〜、ネガティブが適切に処理されてませんぜー」ってネガティブな思考や感情を使ってお知らせしてくれてるんです。
でもそのネガティブと向き合わないで「ストレス解消」という名目であらゆる娯楽や趣味や情報に勤しんでネガティブを誤魔化して無意識にまたおいやってしまいます。アーティストなんかはこれを創作の力に転嫁しているんでしょうね。
 
 
でもしかし、これでは手放した事にならんのです。
ちゃんとその出来事と向き合う。受け入れる。まあいっかにする。紙に書いたり声に出したりして、内面を外面に現象化させる。元の原因は何なのか探ってみる。どうこうしないでただ存在を認める。気付く。これが自分の考える手放しの作業です。
無意識ってのは不思議なもんで、自己否定やネガティブの声に従うでもない、逆らうでもない「ただその存在を認める」だけで満足して静かになってくれるんです。今まではそんな事に気付かないで自分に振り回されていました。
んで昔話はよくできているもんで、貧乏神を心の底から受け入れた途端に福の神になるが如く、逆の力に働くんです。

そろそろ大掃除の時期ですし、どんどん自己否定して無意識を掃除しましょう!!